「こんにちは、村人です。」
「ヒーラーでぇす」
「さて、今日も始まりました。ヒーラー姉さんが斬る！クラクラ人生相談のコーナーですけれども」
「はいはい」
「今日の質問はこちら。
『ヒーラー姉さんに相談があります。送る場所間違ってたらすみません。
私のクランではリーダーが用事で2、3日開ける事があるんですがその時の代理役を私が任されています.
しかしリーダーが居なくなった途端にいつもはリーダーにペコペコしているサブリーダー達が活気付き勝手に新ルールを決めたりグロチャで無差別に招待を送ったり早上げを勝手に承認したり対戦で報酬狙いをしたりやりたい放題です。
私は注意したり降格させたりキックしたりしたいのですが代理役がこんな事をするのも厚かましいですしそれは上記のサブリーダー達の様に自分勝手に行動しているのと大差ない様な気がします。
更にリーダーがいる時には普通に対戦でも戦力になっているので独断で大事な戦力を削る訳にもいきません どうしたら良いですか？』
とのことですが」
「どんなクランだよオイ」
「ヒーラーさん。ちゃんと答えて。ほら」
「はいはい、まじめに答えますよーだ」
「よろしくお願いしますね」
「うーん。どうだろね。どう考えてもリーダーがボンクラすぎるでしょ。リーダーが悪いよこんなの」
「リーダーが？」
「だって、2，3日しかクラン空けてないんでしょ？それなのに帰ってきて、しょーもない新人さんが入ってたら、誰だよこいつ承認したの。お前か？ってなるでしょ？」
「まー確かに」
「なぜ気付かない。なぜそれでよしとするのか」
「わりとおおざっぱなリーダーさんなんですかね」
「訓練時間と訓練時間が半分に！みたいな」
「そっちもかなりおおざっぱですけど。確かに」
「だいたい、不在中に報酬狙いの攻撃する人がいたって、対戦リプ見ればすぐわかるじゃんね。違う？」
「見てないんじゃないですか？リプ」
「だめだねー。もう全ッ然、だめだね」
「だめですか」
「嫁の浮気に気付かない旦那くらい、ダメだね！」
「確かに、出張から帰ってきたら、家の中に知らない早上げの男がいても気づかないなんて、それはちょっとダメですよね、夫として…」
「いや気付くでしょ。それはさすがに。家に知らない男がいたら。夫というか人としてダメなレベルでしょ気付かなかったら」
「気付きますかね」
「気付くでしょ。普通に暮らしてはいけないでしょ。人一人増えてたら」
「意味がわかんないよ！もう！早上げって、何？」
「確かに、早上げの男ってなんですか？」
「あたしに聞くなあたしに。自分で言っておいて！」
「あー。酒もタバコもやるぜ18歳だけどーみたいな。そんなかんじじゃないの。そういうのを誰彼かまわず家にひっぱりこむんだよ、きっと。その嫁は。まーやらしい」
「旦那何やってんだよって感じだよね。そのクランも似たようなもんじゃないの」
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