「こんにちは、村人です」
「ガハハ!バーバリアンだ!ガハハ!」
「さて、第5回となりましたウィザードおじさんのドバっと出します!ヒーロー談義」ですが」
「ガハハ!まだ続くのか!ガハハ!」
「現状、バーバリアンとアーチャーしかいないヒーローまわりに関し、ウィザードおじさんが、次のヒーローを予測するというコーナーです」
「ガハハ!もう、やめようぜ!ガハハ!」
「ではウィザードおじさんをお呼びします。どうぞ」
「いやー遅れました遅れました。失敬失敬。」
「よく遅れますね」
「いやーちょっと警察に拘束されておりましてな。失礼しました。」
「そんな、ちょっと買い物してたみたいなノリで言わないでくださいよ」
「日本一カジュアルに警察に拘束される魔法使いだなお前は」
「まるで『妖怪ウオッチ』の『じんめん犬』なみの被検挙率ですね」
「そう、その妖怪ウオッチですぞ。
最近の小学生には妖怪ウオッチがモテる!と聞き及びましたので、不肖ウィザード、『ようかい体操第一』の振り付けを完コピし、猫耳つけて全身を赤に塗りたくって小学校の近くの公園で5時間、一心不乱に踊り狂っておりましたら…制服を身にまとう国家の犬が集まってきましてなー。」
「だろうな!」
「このざまだぜ?」
「なんでそんなちょっといい男ポジションで言うんですか」
「そもそも、そういうとき、お前の得意な魔法で何とかできないもんなのか?ファイアーボール使わなくても、ほかにも魔法っていろいろ、あるんだろ?」
「いやー。そーいわれましても私はこれ専でして…」
「魔法って実は火の玉しかないんですか?」
「失礼な!魔法の世界は奥深いんですぞ。いろいろありますぞいろいろありますぞー」
「たとえば?」
「ファイアーボール」
「ほかには?」
「ファイアーボール」
「またかよ!」
「アンド…。ファイアボール!」
「全部同じじゃないですか」
「クラクラの海外CMじゃねーか!」
「マジな話、私に使えないだけで、魔法はいろいろあるんですぞ?たとえばインビジブル」
「姿を消せるやつですね」
「これは全魔法使いの憧れ。いやむしろ男たちの憧れといってもいい魔法なんですぞ?」
「そうなのか?」
「その証拠にXVIDEOSではたまに見かけますな。時を止めるフリーズほどではありませんが」
「何の話だよ!」
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