『目標外部に、放置ポンプ発見!』って僕の心のオペレーター、伊吹マヤが叫んで、おいでなすったわねーってゴブリンを放っても、『ダメです!電波が急速に弱まってます!』ってなって、関越トンネルなわけですよ。
電話の充電減るのもいやですし。大事なところで電話が使えなかったらちょっと困るので。
「こんにちは、村人です」
「さて、第三回となりましたウィザードおじさんのドバっと出します!ヒーロー談義」ですが」
「現状、バーバリアンとアーチャーしかいないヒーローまわりに関し、ウィザードおじさんが、次のヒーローを予測するというコーナーです」
「ではウィザードおじさんをお呼びします。どうぞ」
「今日も遅かったですね。逮捕ですか?」
「失礼な!そうそう逮捕されてたまるかってんですぞ。今日はちょっと所要で遅くなっただけですぞ」
「所要?」
「セカイノオワリとやらが主催した『炎と森のカーニバル』に参加したんですぞ」
「そこではいけすかねーカップルが悪魔のDJをアテに、人目を気にしてキスをしていましたぞ」
「薄暗そうですからね」
「私は悔しくて悔しくて…隣にいた薄着の女性を視姦しまくりましたぞ」
「やめてくださいよもーそういうの」
「魔法使いは彼女に言ったんですぞ?『この行為は秘密にしておくんですぞ?さもないとおまえの命はない』」
「さすがは『クズの魔法使い』と呼ばれるだけのことはありますね」
「クズの魔法使いとは失敬な!私はこう見えて、仲間を引き連れ、エメラルドの国に向かった正義の味方ですぞ?」
「よく仲間がいましたね」
「脳みそのないカカシ、心のないキコリ、勇気のないライオン、犬のトートーだっけ?」
「私が連れ歩いたのは、能無しのコケシ、心無いしこり、臆病者のライオンズファン、そしてマスコットのTOTO(小便器)の4人でしたな」
「いずれおとらず、頼りになりませんでしたぞー。びっくりするくらい」
お疲れ様です、pontaです。
うちの部署にこのブログの「村人」のモデルとなった女性がいます。
顔も似てるけど、性格が似ています。
よく私に対し、「pontaさんなんか面白いこと言ってくださいよ。ほら早く」「待ってるんですけど。早く」「結局なにもないんですね」とか言っちゃうような、上下関係というせせこましい社会の枠組みから解放されし魂の持ち主。
しかし男女から不思議と絶大な人望がある。
どれくらい人望があるかというと、俺と彼女が喧嘩をしたら社内の99%が彼女の味方につく、的な。(味方してくれる残りの1%は社食のゴキブリです)
イケメンの彼氏もおり、クッソいけてるガールです(死語)。
さて、そんな彼女と最近、ちょっとは仲良くなれてきて、「がっかりです」「失望しました」「私の中でpontaさんのポイントがダダ下がりです」等、お褒めの言葉をよくいただけるようになりました。
そしてこのたび、仲良くなった彼女ふくめ、うちのグループで花見をすることになりました。
じゃあ席取り役は誰にする?という話になり、公平にじゃんけんで決める段取りとなりました。
じゃん、けん、ぽん!
10人によるじゃんけんは一発で決まり、席取り役は「村人」に決まりました。
以来、なぜか村人は私に、というか私だけ冷たい。いや前から冷たかったけど、冷たさの種類が変わった。
ついに昨日、私は廊下ですれ違った彼女にその理由を聞いてみました。
彼女は、「おいちょっ待てよ」とキムタクのまねをして声をかけてきた私を心底ウザそうな目で見ながらこう言いました。
『だってpontaさん、ガッツポーズしたじゃないですか』
そう、私はじゃんけんに勝ったとき、ほんのちょっぴり、ひかえめに、ささやかに、かすかにガッツポーズをしました。
ひじを力の限り思い切り壁にぶつけてその日一日、手のしびれがとまらなかったたためによく覚えています。
私は『あれはガッツポーズじゃない!元西部のデストラーデのモノマネをしただけだ!』と必死に弁解しましたが、ぜんぜん信じてくれません。
そもそも彼女はデストラーデを知りません。
いや、どんなにうれしくても、勝ったからといって、喜びをそこまであらわにしてはいけません。
そこは抑えて。 大人たるもの。冷静に。あくまで冷静に。
さて、A.W.I戦の、結果です。